IntelliJ Java プロジェクトでの JDK の設定方法

ここでは「Amazon Corretto をインストールする方法」でインストールした Amazon Corretto を IntelliJ プロジェクトで使えるように設定しましょう。

アマゾン Corretto は、アマゾンが提供している OpenJDK のディストリビューションです。無償で利用できます。

IntelliJ で JDK を設定する

アマゾン Corretto をインストールしただけでは、自動的には IntelliJ のプロジェクト設定は変わりません。 コンパイル時にアマゾン Corretto を使うようにプロジェクト設定を更新する必要があります。

Setup JDK からの JDK の設定

SDK の設定が全くされていない場合は、次の画面のように「Project SDK is not defined.」というエラーが表示されます。

IntelliJ での JDK の設定

このとき、エラーメッセージ内の Setup JDK をクリックすると、次のようなポップアップが表示されます。

IntelliJ での JDK の設定

このうち、今回インストールしたアマゾン Corretto のバージョン "1.8.0_222" を選択して OK をクリックします。 (ちなみに、もう一方のバージョン 11 の方は IntelliJ に同梱されているランタイムです。)

Project Settings で SDK の設定

その他、File メニューから Project Structure... を選択することでも JDK を設定可能です。

IntelliJ での JDK の設定

表示された画面の Project Settings 下の Project を選択します。ここでプロジェクト毎に利用する SDK の設定ができます。

IntelliJ での JDK の設定

SDK の設定がない状態になっていたら、New をクリックして、JDK を選び JDK の設定を行います。(JDK も広い意味では SDK です)

IntelliJ での JDK の設定

アマゾン Corretto のホームパスは /Library/Java/JavaVirtualMachines/amazon-corretto-8.jdk/Contents/Home を設定します。

これは Amazon Corretto 8 の場合です。ご利用のバージョンが違う場合は適当に読み替えてください。

IntelliJ での JDK の設定

正しく設定できると、プロジェクトの SDK の設定が追加されます。

ここで設定した SDK は、Platform Settings の下の SDKs にも自動的に登録されます。 ここで設定を編集できます。

IntelliJ での JDK の設定

SDK の名前が 1.8 ではわかりにくいので、例えば次の画面のように OpenJDK のディストリビューションの情報を書いておくなどするとわかりやすいでしょう。

IntelliJ での JDK の設定

この設定はもちろん Projecdt SDK の設定にも反映されます。

IntelliJ での JDK の設定

これで IntelliJ のプロジェクトで使う JDK の設定ができました。ソースコードが正しくコンパイルできるはずです。

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