Java の真偽型 (boolean)
Java の真偽型プリミティブ・データタイプ
Java ではオブジェクトではない基本的なデータ型がいくつかあります。これを、プリミティブデータタイプ (primitive data types) といいます。
オブジェクトを生成するときは new というキーワードで作ります。しかし、プリミティブのデータタイプを使うときは、new を使う必要はありません。
真偽型というのは、真 (true) または偽 (false) のみを表す型です。
データ型 | 意味 | 既定値 |
---|---|---|
boolean | true または false | false |
Java の真偽型の既定値
Java の真偽型の既定値は false です。つまり、変数の初期化を行わない場合は、真偽型の既定値は false になります。
Java の真偽型変数の初期化
プリミティブデータタイプのローカル変数を使うときには、変数を利用する前に初期化が必要です。初期化をしないままその変数を利用するコードパスがあると、コンパイル時にエラーとなります。
public class TestApp {
public static void main(String[] args) {
boolean b;
if (b) {
System.out.println("Hello");
}
}
}
// "java: variable b might not have been initialized"
// というエラーがコンパイル時に発生
しかし、クラスのフィールドとする場合は明示的な初期化は不要です。既定値が使われます。
以上、Java の真偽型について説明しました。