Java のジェネリックスの命名規則
ジェネリックス型を定義する際に、慣例的に用いられている表記法があるので紹介します。
ジェネリックスのクラス定義をする際には、通常の変数と明確に異なることを示すために、通常は大文字の文字一文字を使います。
例えば、前回の例で作った Box クラスでは次のように定義していました。
public class Box<T> {
T o;
public Box(T o) {
this.o = o;
}
public T get() {
return o;
}
}
このように大文字の文字が使われます。
文字 | 意味 |
---|---|
E | 要素 (Java コレクションフレームワークで広く用いられている) |
K | キー |
N | 数値 |
T | 型 |
V | 値 |
S, U, V... | 二番目、三番目の型 |
どんな文字でもコンパイルは可能ではあります。 しかし、変数名の命名にも慣例があり、それを守ることによって、多くの人が見慣れたような、よりわかりやすいコードを書くことができます。
なるべく上記のルールを守るとよいでしょう。