Eclipse での JAR ファイルの作成
Eclipse を使った JAR の作成
「JAR ファイルの作成」では JAR ファイルに関する基本的な考え方について説明しました。
Java の統合開発環境である Eclipse では JAR ファイルの作成ウィザードがあり、多くの作業を自動的にしてくれます。
ここでは Eclipse を用いて、JAR ファイルを作成し、それを実行するまでの手順についてみてみましょう。
テストプログラムは次のように書きました。プロジェクト名 Test1 で、パッケージ com.keisukeo.test 内にメインクラスとなる App1 がある状況です。
方法1: Runnable JAR ファイルとして作成
Eclipse の画面のパッケージエクスプローラ (Package Explorer) で プロジェクト名上で右クリックして、Export... を選択します。
エクスポートウィザードのタイプとして Runnable JAR fileを選択します。
次の画面で Launch configuration でメインクラスを選択します。
これで jar ファイルが作成されます。
実行は次の通りです。
$ java -jar app1z.jar
その他の方法については、「JAR ファイルの実行方法」をみてください。
方法2: 一般の JAR ファイルとして作成
この他、JAR に含むファイルの詳細を自分で設定する場合は次のように JAR を選択します。
Eclipse の画面のパッケージエクスプローラ (Package Explorer) で プロジェクト名上で右クリックして、Export... を選択します。
JAR file を選択します。
次の画面でエクスポートする内容を選びます。ここでは実行に必要なファイルだけを選択しています。また、 出力する JAR ファイル名を決めて Next をクリックします。
Next をクリックします。
次の画面でメインクラスとなるクラスを選択します。
メインクラス (Main class) というボックス横の Browse をクリックすると次のようなダイアログが表示されて、簡単にクラスを選べます。
JAR ファイルの実行確認
以上の手順で確かにディレクトリ ~/tmp に JAR ファイル app1.jar が作成されます。
cd ~/tmp
ls *.jar
app1.jar
-jar オプション付きで、jar を実行することで確かにプログラムが起動します。
以上で Eclipse を使って JAR のファイルを GUI から行う方法を説明しました。