JSP のウェルカムページ (デフォルトページ) の設定

URL でディレクトリを指定したときの動作

http://hostname/webApp/foo.jsp という URL を要求した場合は、"webApp" という名前の Web アプリケーションの foo.jsp が実行されます。

さて、このときもし、http://hostname/webApp/ を要求したらどうなるでしょうか? つまりファイル名を指定せずに、ディレクトリを指定した時です。

既定の動作では、 「ファイルが見つかりません(HTTP 404)」 というエラーになります。

しかしながら、特にトップページはディレクトリ名(あるいは Web アプリケーションプリフィックス) でアクセスさせることが慣例になっていますから、 これをエラーとせずに、index.jsp や index.html などの既定のドキュメントを返したいと思うことが多いでしょう。

ファイル名を指定しなかった場合に、既定で返されるドキュメントは設定ファイルで指定することが出来ます。

この既定のファイルのことを、ウェルカムページ (Welcome page) といいます。

JSP のウェルカムページの設定

ウェルカムページは、web.xml (デプロイメント・ディスクリプタという設定ファイル) にて指定します。web.xml は WEB-INF ディレクトリに配置します。

web.xml の welcome-file-list 要素の中に welcome-file 要素を書くことで設定します。

具体例として、index.jsp をウェルカムページに設定するには次のように書きます。

  <welcome-file-list>
    <welcome-file>index.jsp</welcome-file>
  </welcome-file-list>

これによって、URL が / で終わるような場合 (.jsp が明示的に要求されていない場合) に index.jsp が実行されて返されるようになります。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。SNS 等でこの記事をシェアしていただけますと、大変励みになります。どうぞよろしくお願いします。

© 2024 Java 入門